練り朱肉おすすめ復活法(固くなった朱肉の補充とお手入れ法)手順の写真付き
以前に朱肉の復活方法についての記事がを書きましたが、その時は写真などを撮っていなかったのでテキストばかりの記事になってしまいました。
我が家にはもう一つカチコチに固くなった朱肉があったので、復活させるべくメンテナンスを行いました。
その時の模様を写真入りで紹介いたします。
練り朱肉が固くなった補充ができない!使えない!
朱肉を使おうと思ったら・・・
カチコチに固まってしまっていてハンコが押せない!使えなかった!
補充用のインクを入れてもインクが朱肉に染み込んでくれない・・・
そんな経験のある方がこのページを訪れていると思います。
急ぎで必要な場合は近くのコンビニや100均に買いに行けばとりあえずその場は凌げますが、近くにそんなお店がない場合もありますよね。
ではどうすれば家にある固まってしまった朱肉を復活させることができるのか?
これからご説明いたします^^
練り朱肉を練れる状態に復活させる
いや~
カチコチですねぇ。
指で押してもへこみませんし、指に色すら付かないほどに固くなってしまっています。
1.朱肉を取り出す
まず、固くなってっしまった練り朱肉を取り出さないといけません。
コテやマイナスドライバーなど、先の固いもので端から剥がすようにめくります。
2.ナイロン袋に入れる
買い物袋でも何でもいいですが、ナイロン製の袋に取り出した朱肉を入れます。
3.沸かしたお湯にしばらく浸ける
沸かしたお湯の中に、袋のまましばらく浸けます。
沸騰したら火を止めて大丈夫です。
※この時、ナイロンが鍋に直接触れると溶けてしまいますので、写真のように割り箸を竿代わりにして金属部分に触れないように注意します。小さなボールがあれば、湯煎にしたほうが無難です。
4.柔らかくなった朱肉を手でモミモミ
すぐに柔らかくなるので袋を取り出し(熱くなっているので火傷に注意してください)、全体が柔らかくなるまで手で揉み込みます。
5.柔らかくなったところで補充用インクを数滴垂らす
ある程度の柔らかさになったら、補充用のインクを数滴垂らします。
6.インクを混ぜるようにさらにモミモミ
垂らした補充用インクが混ざるようにしっかりと全体に揉み込みます。
※力を入れすぎてナイロン袋が破れるとインクが手に付くので、破れに注意しながら揉み込んでいきます。
7.朱肉を容器に戻す
しっかりと柔らかくなったら、元の容器へ戻します。
8.形を整える
必要に応じて補充用インクを数滴垂らし、コテで練りながら形を整えていきます。
この時、練りにくいようなら補充用インクを数滴追加し、コテである程度練れるようにします。
9.固くなった朱肉の復活(お手入れ完了)
高級朱肉?100均朱肉?詰め替えにいいのは?
練り朱肉って最近では100均のお店でも売っていますよね。
ハンコ屋さん以外にもホームセンターやコンビニなどでも購入することができます。
『100均の安い朱肉と高級朱肉ってどう違うのか?』
気になる人も多いと思うので、比較してみたいと思います。
100均で買ったものって、うまく押せない人って多いのではないでしょうか?
我が家にも
・100均で買ったもの(スポンジ)
・1,000円くらいの速乾朱肉(スポンジ)
・3,000円くらいの高級朱肉(練りタイプ)
その3種類があります。
スポンジタイプの朱肉は、たぶんどこのご家庭にもあるのではないでしょうか?
科学インクをスポンジに染み込ませており、最大の特徴はなんと言っても乾燥の速さではないでしょうか。
ちょっとした書類などに押すなら、こちらのスポンジタイプのものがおすすめです。
ただ、『練り』と比べるとどうしても重厚感のある印影にはならず、比べるとどうしても安っぽさが出てしまいます。他のデメリットとしては変色、退色してしまうという事ではないでしょうか。
メリットは値段が安くて乾燥が早い!
品質などはもちろん値段相応なので、1,000円程度のものを使っておけば無難なのではないでしょうか。
100均のものは『100円ですからねぇ。。。』
手軽に使うならいいと思いますが、
・押しにくくて失敗してしまう。
・印影がにじんでしまい、押しなおすことにも。
捺印の失敗や手間を考えると、ある程度の品質のものがいいと思います。
高級練り朱肉は、ヒマシ油や木蝋、和紙などを混ぜ合わせ、練り固めたものです。
変色や退色にも強く、書道、絵画などの落款や公用、証券用として広く使われています。
深く重厚感のある朱色で、印影にも高級感がある・・・ただし、乾燥が遅いので、2-3日経っても指で触ると指についてしまうこともあります。
あと、やはりそれなりのお値段はします。ピンキリですが。
注意しなければいけないのが、書画用や公用などと様々な種類がありますので、購入する際は用途にあったものを選ぶようにしましょう。高いものだと1万円以上することもありますし。
補充するだけなら『補充用インキ』を購入するだけなのですが、書画用や公用でなければ価格も安くお手ごろだと思います。
どれにするか分からない。という方はヒシエム朱の油がおすすめです。
練り朱肉復活法まとめ
練り朱肉ってあまり使う機会がないと思いますが、使うときは連続して使う機会がでてきますよね~。
いざというときに慌てないためにも、日頃からお手入れをしておくようにしましょう。
どれだけ練ってもすぐに固くなってしまう場合は素材成分が劣化してしまい、復活できなくなってしまっていると思います。
その場合は自分で復活させるのを諦め、ハンコ屋さんなどで『練り朱肉』を買って入れ替ることをおすすめします。
練り朱肉は『高級』と名の付くものでも1,000円程度と安くで購入することができます。
復活させようと手入れに時間をかけ過ぎてもコスパはいいと思えませんので、あまり無理をせず新しい朱肉で気持ちよく印影を押しましょう^^
それでは!
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