天宮1号の落下が日本でも今日見れるゾ!大気圏再突入も見逃せない!
中国の無人宇宙実験室『天宮1号(てんぐういちごう)』の落下が4月1日前後とされています。
いよいよ大気圏への再突入が迫ってきていますが、スマホアプリでも今どの辺りを通過しているのか?自分のいる地域付近は何時ごろに通過するのか?などを調べることもできるので、その辺についても紹介していきたいと思います。
明日・明後日とまだ見れるチャンスはあるので、今日見逃した人も諦めずに紹介記事をご覧ください。
天宮1号の落下がこのあとすぐに見られる
国際宇宙ステーションのツイートによると、天宮1号は3月30日午前4時29分から東京上空を仰角35.6度で通過するとのことです。
明るさは-0.4等級とのことだが、一番明るい星で1等級。目に見えるギリギリの明るさで6等級と習っている人は多いと思うが、マイナス0.4等級ってどうなのだろう?
マイナスだから見えないんじゃ???
と思った人も安心してください^^
皆さんがご存知の『惑星(火星や金星など)』はその時々によって明るさが違います。金星の場合、最も明るくなった時の等級はなんと-4.3等級。
という事は、マイナス等級になればほとんどの星や惑星よりも明るく見えるということになりますよね。
なのでマイナス0.4等級という明るさは、雲にさえぎられていなければ、肉眼でもしっかりと見ることができる明るさなんです。
等級ってどうやって決めているの?
少し本題とは外れてしまいますが、等級のことについて少しだけ触れておきます。
等級とは単位のことで、星の明るさにより6段階に分けられています。
等級が1.0違うとその明るさは2.5倍とも言われており、1等級と6等級では100倍程度違うことになります。
惑星と違い恒星はもっと細かい数値で表されていますが、例えば恒星の中で最も明るいとされている『おおいぬ座』の『シリウス』ではマイナス1.44等級。『こと座』の『ベガ』は0.03等級とされています。
次は、『東京上空を通過』といっても『どの方角』か分からないと見逃す可能性もあると思うので、ツイートとアニメーションを紹介しておきます。
天宮1号が東京上空を通過する時間一覧
国際宇宙ステーションからの『天宮1号落下』に関する現時点での最新のツイートがこちら。画像内の『再生ボタン』をクリックすると動きます。
3/30 4:29から、天宮一号が東京上空を仰角35.6度、-0.4等級で通過します https://t.co/gjF5IHfg2p #Tiangong1 pic.twitter.com/iDWxXw6Aq7
— 国際宇宙ステーション(東京版) (@isstter) 2018年3月29日
知らない人も多いと思うが、これまでに何度も東京上空を通過しているので、その都度、通過予定時刻と角度、等級などがツイートされている。
3/29 4:58から、天宮一号が東京上空を仰角35.4度、-0.3等級で通過します https://t.co/JLUAhPWCUe #Tiangong1 pic.twitter.com/fhAdXrEkjx
— 国際宇宙ステーション(東京版) (@isstter) 2018年3月28日
この時は東京上空というよりも日本海側ですね。
18:09から、国際宇宙ステーションが東京上空を仰角41.3度、-2.9等級で通過します https://t.co/aVHLzfI7HP #ISS pic.twitter.com/gsCE1WOsoi
— 国際宇宙ステーション(東京版) (@isstter) 2018年3月28日
ここまで離れると一部の地域でしか見れなかったでしょうね。
19:01から国際宇宙ステーションが東京上空を仰角23.2度、-1.4等級で通過します https://t.co/w6Fb7NUGPS #ISS pic.twitter.com/qxvkAQc8QM
— 国際宇宙ステーション(東京版) (@isstter) 2018年3月27日
3月26日には今日と同じ位の位置を飛行?落下していますね。
18:17から国際宇宙ステーションが東京上空を仰角69.6度、-3.8等級で通過します https://t.co/gJajq5PQi4 #ISS pic.twitter.com/ZBjCWFS53t
— 国際宇宙ステーション(東京版) (@isstter) 2018年3月26日
知る人ぞ知る、毎日のツイートだ。
次は、ドイツのレーダーが捉えた天宮1号の画像と、29日の東京上空通過時に日本の方が撮影された天宮1号の動画をご紹介します。
天宮1号の撮影に成功!!時速28,000キロ程度だと!?
こちらがドイツのレーダーが捉えたという天宮1号の写真。
画像はblognone.comから引用させていただいております。
レーダーなのでこのような写り方なのでしょうが、初めて見たときは既に大気圏に突入して燃えている天宮1号が撮影されたのか?と思ってしまいました。
実際に大気圏に再突入するときは、この画像のようになって帯を引きながら地球上のどこかに落下してくるのでしょうね。
続いては、29日に東京上空を通過した際に撮影されたものがツイートされていたので紹介いたします。
2018年3月29日4時59分に、再突入が迫る中国の宇宙ステーション「天宮1号」を平塚から見た様子です。2つ並ぶ明るい星は、右下が火星、左下が土星です。https://t.co/kypzL1syGJ
今のところ、ESAの予報では3/31午前から4/1午後(世界時)にかけて大気圏に突入するそうです。#Tiangong1 pic.twitter.com/ebGiy4bcN3— 藤井大地 (@dfuji1) 2018年3月28日
天宮1号の落下を知らずに見れば、大空高く猛スピードで飛んでいくものって・・・『UFO(未確認飛行物体)』だと勘違いしてしまいそうですね。
天宮1号は今もなお時速28,000キロで飛行(落下)中で、1日あたり4キロずつ高度を下げてきているのだそうです。
地上からの高度が70キロ辺りになったところで中国のステーションはバラバラになると予想されているが、ぜひとも大気圏突入の瞬間はこの目で見てみたいものですよね。
出展:ESA/NASA
こちらの画像は2008年の9月に大気圏に突入した、ヨーロッパ宇宙機関の補給機『ジュール・ヴェルヌ』だが、天宮1号もこんな感じになるのでしょうか。
来るXデーに備えて、いつでも見に行く準備をしておかなければ!!!
3月30日夕方追伸:
今日は明け方まで起きていたので、天宮1号が通過するとされていた午前4時29分の少し前から上空を見上げていました。
アプリでは結構太平洋側だったので、南の空に見えるかな~と待ち構えていたのですが、実際はほぼ真上に見えました。
思ったよりも暗かったのでビデオカメラを回していたものの写っているか分からないほどの明るさ(というか暗さ)でした。
『見ていたのに気づかなかった~!』という方は、次の機会があればぜひ真上を見てみてください。
超スピードなので、西の空に飛んでくる光の玉を発見してから、ほんの1-2分で通り過ぎてしまいます。
ちょうど日本上空で大気圏に突入してくれれば、結構いい感じで見ることができるかも分かりませんよ^^
CD-Rを焼こうとしたら『ファイルを書き込めません。』とエラーが出てしまう場合の対処法
天宮1号が見れるスマホアプリ【SatelliteTracker 人工衛星観測(サテライトトラッカー)】を無料で使ってみる
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。